アスリートスポーツ、フィットネス、スパ&リラクゼーション、介護における機能訓練と変わりながらも、一貫して人の体を良くする、健康に向かう仕事に従事してきました。20歳代は、自らプロのトライアスリートとして海外チームに在籍しながら活動していました。指導者としては、大相撲幕内力士、Jリーガー、高校水泳部のコンディショニングを指導しました。

30歳代になり、温浴やプールを使う水治療法を独仏の医療技術者から会得し(ハリヴィックメソッド、バッドラガッツメソッド)、その共同プロジェクトにて国内の商品開発、人材育成を担ってきました。神奈川リハビリテーション病院との股関節リハビリにおける技術交流や研修会の共同開催もその一つです。これら経験の積み重ねが、医療機関の運営する健康増進施設(医療法第42条施設)のコンサルティングを行うまでになったのです。この様に国内外の医療従事者と関われた事が、機能的トレーニングに、真の健康づくりに、傾倒した理由だと思います。

40歳代には、プロジェクトとして、医薬品や医療機器の各メーカーとの商品開発、大手スポーツクラブのパーソナルトレーニングのスタートアップの事業企画と教育を経験しました。また在住区が、市内でも高齢化の激しい区域であることから、その地域貢献を目指し、近隣スポーツクラブ内のサロン開業に着手したり、公的施設での50人規模の転倒予防教室を数年継続指導してきました。その中で中高齢者の体の悩みや健康課題は、公的なり民間なりの支援がより緻密に必要だと気づきました。しかし医療保険、介護保険の財政は大変厳しい状況です。自分たちで公費に依存しない未病な社会を作っていく事が求められているのです。

地域に医療の仕組みはあるけど、その手前にある健康のヘルスマネジメントは形づくられてなく、個人に委ねられている事に疑問を感じています。中々個人では解決しにくい心身の諸問題、健康不安を解決していく技術、人材、その環境づくりに努めていく所存です。